鳴松会報

会長挨拶

鳴松会設立より80年これからも社会が求める先進的学びを

会長・学院長 大河原 量

今年はなかなか厳しい年明けとなりました。ご承知のとおり一月一日の能登半島の大地震で甚大な被害の発生と二百名を超える貴い人命が失われています。心よりお悔やみとお見舞いを申し上げます。

令和6年甲辰年(西暦2024年)は、古来「万物が大きく成長する年」と言われているのに大きな災害が発生してしまいました。これからは甲辰年らしく、国民が力を合わせてこの災難を乗り越えて一刻も早く復興できるよう心を一つにせねばならないと思っています。

さて、幹事長の永田隆子先生をはじめ幹事・評議員・支部長の皆様には会の発展のため、熱心にご尽力をいただいており、衷心より感謝申し上げます。また、日頃より会の活動を支えていただいている事務室の皆様にも感謝申し上げます。

今年は、昭和19年に同窓会として「鳴松会」が結成されて以来80年になります。5月26日(日)の「鳴松会の日」には80周年記念の懇親会、学舎見学ツアーや丹嶺学苑研修センター宿泊会などを企画していますので、お誘い合わせの上、できるだけ大勢の皆様にご参加いただきますよう心待ちにしております。

学院では、昭和25年に開学し今日まで70有余年の歴史を刻んできた短期大学部をここ二、三年のうちに廃止することを昨年末に断腸の思いで決定したところです。諸先輩や多くの卒業生が築いてこられた教育・研究の成果はすべて同系統の大学の各学科に引き継がれ発展させていくことになりました。少子化と四年制大学志向が進む中で維持が困難になったのが原因で、卒業生の皆様にご理解いただきますようお願い申し上げます。

学院は2月25日に創立85周年を迎えました。創立百周年まであと15年に迫ってきましたが、学院の発展にとって大変重要な15年間になると思っています。少子高齢化が急激に進行する一方で女性活躍が大きく期待されています。この機会に社会が求める人材を送り出すため、我々の人材育成方針を再考し、「MUKOGAWA COMPASS ― 自ら考え、動く」にまとめ、今年4月に公表の予定です。そして、今年度からこれを実現するために教育改革を強力に進めていくことにしています。また、持続可能な地球環境に貢献するため自然と人間の共生について教育・研究する環境共生学部を令和7年4月に開設する計画を進めています。文部科学省からの助成金の支援が得られることも決まり、薬学部のキャンパス内に併存させるべく、工事計画が練られています。いわゆる文理融合型で興味深い先進的学びのできる学部として誕生させますのでご注目いただきたいと思います。

最後になりましたが、皆様のご健康とご多幸を祈念し挨拶といたします。

幹事長挨拶

天に昇る龍のように上昇

幹事長 大体1972 永田(丸山)隆子

今年は「目標をタッ成できる年です」大変なこともあるでしょうが、皆様と力を合わせてリュウリュウと乗り越えていきたいと思います。

さて、令和5年度「鳴松会の日」の役員会・総会・公演会は公江記念講堂にて無事終えることができました。大学筝曲部の演奏、書道ゼミ・書道部によるパフォーマンスにダンス部が加わり、すばらしい舞台でした。講演は文学部長 影山尚之先生による「心にひびく万葉集」、皆様に感動していただけました。

鳴松会諸行事、常任幹事会・鳴松会奨学も対面実施、大学文化祭協賛鳴松会作品展も会長 大河原量学院長の作品をはじめ多くの方々にご出品いただきました。今年も皆様のご参加をお待ちしております。

開催された支部活動では、各地区の支部長や会員の皆様と楽しく会話することができました。また、地区懇親会も金沢・道後温泉・岡山で開催されました。今後は地域を越えて卒業生で集いたく、小旅行を兼ねてご参加ください。

今年、学院は創立85周年を迎えられます。そして、鳴松会は設立80周年を迎え、5月26日(日)には令和6年度「鳴松会の日」を開催いたします。80周年記念懇親会も予定しておりますので、ぜひお越しください。皆様のご参加をお待ちしております。詳しくは裏表紙を参照ください。

令和7年度から短期大学部は学生募集停止となり、これまでの伝統は大学に引き継がれます。そして、同年4月には大学に新学部「環境共生学部」を開設(設置構想中)予定です。

本学アメリカ分校は平成2年に開設され、令和7年に開学35周年を迎えられます。「ワシントン州スポケーン市への旅」をただ今計画中です。

女性の活躍が望まれる現在、ますますのご活躍を心よりお祈り申し上げます。微力ではございますが、皆様のお声を聴かせていただきながら、ご期待に添えますよう努力して参ります。今後ともご支援ご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。

最後になりましたが、令和6年1月の能登半島地震で被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。皆様の安全と被災地の一日も早い復興を心よりお祈り申し上げますとともに新しい年は、幸せなニュースで満ちることを願っております。

その他の掲載内容
●学長挨拶 ●短大の学生募集停止について ●鳴松会行事報告 ●特集(リカレント教育センターの卒業生支援) ●各部署からのお知らせ ●鳴松会事務室から ●同窓会だより ●支部活動紹介 ●鳴松会行事予定 ●学院だより ●鳴松会会計収支決算書 ●鳴松会本部役員・新評議員一覧 ●鳴松会賛助広告 ●支部・支部総会日程一覧 ●「鳴松会の日」のご案内

(令和6年2月25日発行 鳴松会報第59号より)

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